ヴェネチアで古くから伝わる伝統技法として、ガラス職人がひとつひとつ手作業で制作しています。溶けたガラスを金型に入れ花や星の形を造り、さらに色ガラスを重ねたり型を変えたりしてできた塊をふたりの職人が引っ張り細長くします。できた棒状のガラスは金太郎飴のようにどこを切っても同じ絵柄となります。短く切ったガラス片を組み合わせることで、ガラス器に1,000の花が咲いたように見えることからミルフィオリグラス(イタリア語で「千の花」の意)と呼ばれています。
フュージング技法で制作されたプレートです。フュージング技法とは、様々なガラスを並べてデザインを作り、電気炉でガラスを溶かしてガラス同士を溶着させる技法です。ガラスの並べ方や溶かす温度によって表情が変わります。フュージング技法を得意とするVITRAでは、プレート以外にも時計やフォトフレーム、オブジェなども制作しています。