セグーゾ・ジャンニ 工房 (ヴェネチア/ムラーノ島) 1397年に始まり、父から息子へと秘儀を伝え続け、セグーゾ一家は世襲継承により、正真正銘の一流品であるムラーノ・ガラスを具現化しています。ヴェネチア/ムラーノ島にあるセグーゾ・ジャンニ工房の窯で、ガラス匠職人ジャンニ・セグーゾによって、伝統的なムラーノ・ガラスの技法手法に基づいて、手作りされた作品です。この作品は、ムラーノ・ガラスの芸術作品に与えられるトレードマーク(商標シール)が付与されています。
ヴェネチアン・グラスとは 紺碧のアドリア海に面した北イタリアの水の都ヴェネチア。ヴェネチアン・グラスは、古代ローマ時代のローマン・グラスにその起源を発するともいわれ、当時すでにイタリア半島全域には多くのガラス工房が作られていました。ガラス生産の中心地は、1291年の「ガラス製造業者および工人・助手、家族等のすべてをムラーノ島に移住させ、島外に脱出する者には死罪を課す」というヴェネチア共和国の強力な保護政策により、ヴェネチアの本土であるリアルト島から隣のムラーノ島へと移ります。そして今日に至るまで、ムラーノ島はヴェネチアン・グラスの中心地であり、ムラーノ島の人々は、ヴェネチアン・グラスと運命を共にしてきました。