ヴェネチアで古くから伝わる伝統技法として、ガラス職人がひとつひとつ手作業で制作しています。溶けたガラスを金型に入れ花や星の形を造り、さらに色ガラスを重ねたり型を変えたりしてできた塊をふたりの職人が引っ張り細長くします。できた棒状のガラスは金太郎飴のようにどこを切っても同じ絵柄となります。短く切ったガラス片を組み合わせることで、ガラス器に1,000の花が咲いたように見えることからミルフィオリグラス(イタリア語で「千の花」の意)と呼ばれています。
1995年に設立されたLA FORNASOTTA工房は、ヴェネチアングラスの伝統的な技法のひとつミルフィオリを散りばめた作品を得意としています。特に表面に金箔を纏わせた華やかなガラス器の制作はほかの工房と一線を画します。。